第8章 究極の固体ロケットをめざして

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M-3SIIとM-V

M-3SII線図

M-3SII線図 [ 画像クリックで拡大画像 ]

ところで、81年から84年にかけて進められたM-3SIIロケット研究開発計画は、M-3Sロケットの1段モータを継続使用しつつ補助ブースタおよび2・3段を新規開発モータに換装して打上げ性能の倍増を目指す部分改良計画だった。1・2号機用キックモータを含めて規模・用途の異なる4種類ものモータを同時に新規開発するのは宇宙研にとってM-4S以来10余年振り、当時の若手研究者・技術者・実務者にとっては初めてのことだったから、M-V計画に勝るとも劣らぬ大事業であった。

このM-3SII計画によって習得・考案された多くの学術的知識・知見と工学的新技術、問題解決への経験と自信が、M-V計画の推進系研究開発の基盤となったのである。

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