研究教育職員(2017年11月1日現在)

氏名 阿部 琢美 准教授
Takumi ABE
学位 工学博士(電気通信大学、1991年)
研究テーマ

観測ロケットや衛星を用いた電離圏プラズマの研究を行っている。
高度100kmから1000kmの電離圏と呼ばれる空間には中性の大気と電離したプラズマが共存し、これに起因して複雑な現象が生起している。オーロラは特徴的な一例であるが、これらの不思議な現象に対する理解を深めるために小型の観測ロケットや人工衛星への搭載機器による観測を用いて研究を行っている。
特に電離圏において支配的なプラズマである熱的電子や熱的イオン(エネルギーが1eV以下)に関する力学、輸送現象、エネルギー収支等に関する研究を中心に進めるとともに、新しいアイデアに基づいたデータの取得にも意欲的に取り組んでいる。
また、地球や惑星からの大気・プラズマの流出現象がここ十数年の研究対象であり、特に低エネルギープラズマの流出過程について、科学衛星の観測データを含め研究を進めている。

査読付論文リスト(JAXAリポジトリ収録分)

自己紹介

学の学部4年の時に卒業研究のために通ったのが、宇宙研との付き合いの始まりでした。それ以来、数多くの科学衛星や観測ロケットの取得データをもとに研究を続けていますが、節々で優秀なデータに助けられ、つくづく運に恵まれてきたものだと感じられずにおれません。
東北の秋田で生まれ18年すごした後、東京に出てきました。もうこちらの生活のほうが長いのですが、素朴な感覚を失わずにいきたいと思っています。
研究室の学生さんには研究の楽しさを、一般の方々には宇宙の楽しさを少しでも多く理解してもらうことが私の望みです。